ハゴロモ よしもと ばなな

ハゴロモ (新潮文庫)

ハゴロモ (新潮文庫)

スピリチュアルな小説
8年間の不毛な恋愛を終わらせ、疲れ傷ついた主人公が、実家に帰り、少しずつ自分を取り戻していく。


誰かと長い間一緒にいると、一人になった時がものすごく孤独に感じる。急に無性に泣きたくなったり苦しくなったり。実家に帰りそこの生活や、周囲の人々で、少しずつ傷が癒えていく優しい話。

話の流れもゆったりしていて、読んでいるだけで癒される感じがする。まさに、よしもとばななワールド!
この人の本は「キッチン」や「ムーンライトシャドウ」が好きだったけど、この本もそれと並ぶくらい良かった。